2018年1月26日

works 92


  季刊 住む。 64号






「住む。」64号、表紙写真、担当。

前号につづいて、2軒の撮影を担当。
撮影のまるまるひと月、長雨模様。
しか〜し、例によって、
伊藤編集長+小生、連戦連勝の晴れ女+晴れ男コンビ、
なんだかんだで、撮影時にはしっかり雨は止むという。
道中降っていても、現場で止むんだから、
ナカナカスゴくない?と自画自賛(笑)。

大和奈良。
以前、書籍制作に参加した、
藤岡氏の町屋改修、取り組みのひとつ。
長女奈保子さんご夫妻の邸宅を、撮影。
こちらワタクシ、初撮影。
改めて、まっさらな感慨と共に、建物と人、暮らしの場に向き合えた。
住まいの陰影から、往時を今に見る。
スクラップ&ビルドじゃない、
再生の表情ってものを、影に見つける。

安房千葉。
アクアラインを渡って、里山の懐かしい風情。
忘れられた農村のくらしを拾い集めて、都市に繋ぐ、
林さんご家族の住まい。
ここまでいくと、DIYとかすっかり超えちゃって、
(黒澤映画じゃないけど・・・)「生きる」ってどういうことなのか。
ひとつひとつの手跡の集積、美しいナァ。
近隣に住まうライター下郷さん、林家の方々との、
暖かいふれあいに和みつつ、
ちょっとした、合宿気分。
街の喧騒からの、癒しの旅程と、相成ル。

写真はやっぱり、気持ちが映っちゃうな。
しっかと手ごたえを、得た。